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腰痛がある場合、どのタイミングで病院に行けばいい?

病院

 

腰痛があるからと言っても、病院へ行った方がいいのか、病院を受診するまでもないの
か、なかなか判断に困るところですね。様子を見ても良い腰痛、早く病院を受診した方がいい腰痛はどう判断すればいいのでしょうか?

急性期の腰痛

普段、運動をしていない人が急に運動をした場合、翌日に腰痛になることがあります。これは運動による筋肉疲労ですから病院に行く必要はありません。

 

突然、激痛におそわれるぎっくり腰の場合も、激しい痛みからすぐに病院に行かなければと思う人も多いようですが、これは間違い。無理をして動いて病院に行くことで痛みがさらにひどくなることがあります。

 

ぎっくり腰は骨などに異常があることは少ない病気です。消炎鎮痛薬や湿布(最初の2〜3日は冷湿布、その後は温湿布)などで痛みを抑えつつ、2〜3日は安静にするのが正解です。これで痛みが軽くなってくるようであれば、そのまま1週間は様子を見ます。

 

⇒『ぎっくり腰』へ

慢性期の腰痛

腰痛が繰り返し起こる、腰の痛み・足のしびれが起こり、1週間以上たってもおさまらない、だんだん痛みが強くなる、ぎっくり腰で2〜3日安静にしても痛みがおさまらない、むしろ増していくという場合には、腰椎椎間板ヘルニア、腰椎変性すべり症などの病気の可能性があります。

 

また、しばらく歩くと腰の痛み・足のしびれが起こり、休憩すると痛みがやわらいでまた歩けるようになるという場合は、脊柱管狭窄症による間欠跛行の症状が疑われます。こうした症状がみられる場合は早めに病院を受診するようにしましょう。

こんな症状がある時はすぐに病院へ!

病院

 

排尿・排便障害

腰痛とともに、陰部のしびれ、尿が出にくい、勢いがない、尿失禁があるといった排尿障害がある場合、肛門周辺のしびれ、便秘や便失禁といった排便障害がある場合は腰椎の障害によって神経が障害されている可能性があります。

 

骨粗しょう症

転んだりぶつかったりした後に急に腰や背中に痛みが起こった場合は、骨粗しょう症による圧迫骨折が疑われます(特に高齢者)。

 

しびれ・麻痺

腰の部分にある馬尾神経という神経が障害されると、足にしびれや麻痺がおこります。また陰茎(ペニス)の異常な勃起が見られることもあります。

 

発熱

腰痛とともに高熱が出る場合はもちろん、微熱の場合も要注意。背骨が細菌・結核菌などに感染している恐れがあります。

 

腹痛

腰痛は内臓に病気がある場合の症状として起こる場合があります。腰痛とともに背部や側腹部の痛み(泌尿器科系)、下腹部の痛み(婦人科系)、上腹部の痛み(消化器系)などがある場合は、早めに病院を受診することが必要です。

腰痛がある時は何科を受診すればいい?

レントゲン写真

 

症状が腰痛だけの場合と、腰痛に加えて他の症状もある場合とによって受診する科が異なってきます。

整形外科

症状が腰痛だけの場合、腰痛に伴ってお尻から足裏にかけてのしびれがある場合は、整形外科を受診しましょう。整形外科では骨と関節、それに関連する筋肉・神経・靭帯などに関する治療を行います。

 

整形外科で治療する腰痛の原因となる主な病気
  • 腰椎椎間板ヘルニア
  • 腰部脊柱管狭窄症
  • 腰椎変性すべり症
  • 骨粗しょう症(内科・婦人科でも対応)
  • 脊髄腫瘍

 

⇒『腰痛の原因となる背骨の病気』へ

内科

腰痛に伴って発熱がある場合は、内臓の病気が腰痛を引き起こしている可能性があるので内科を受診します。腰痛の原因となっている内臓の病気を治療することで腰痛も改善していきます。

 

内科で治療する腰痛の原因となる主な病気
  • 胃潰瘍・十二指腸潰瘍
  • 慢性・急性膵炎
  • 胆石
  • 腹部大動脈瘤
  • 閉塞性動脈硬化症

 

泌尿器科

腰痛に伴って背中の激痛や腹痛がある場合は泌尿器の病気の可能性があります。泌尿器科では尿路、腎臓の病気を治療することで腰痛も改善していきます。

 

泌尿器科で治療する腰痛の原因となる主な病気
  • 尿路結石
  • 腎盂腎炎
  • 遊走腎

 

婦人科

腰痛に伴って不正出血や下腹部痛がある場合は婦人科の病気の可能性があり、婦人科を受診するようにしましょう。婦人科では子宮や卵巣、女性ホルモンの病気を治療することで腰痛も改善していきます。

 

婦人科で治療する腰痛の原因となる主な病気
  • 子宮筋腫
  • 子宮内膜症
  • 卵巣膿腫
  • 月経困難症
  • 子宮後屈

 

⇒『腰痛の原因となる内臓の病気』へ

心療内科

時間や日によって痛みの程度が変わる、痛みの出る場所が一定ではないというような腰痛で、職場や家庭などで強いストレスがあり、腰痛に伴って不眠や食欲不振、気分の落ち込みなどが見られる場合はストレスが腰痛の原因となっていることが考えられます。このような場合は心療内科を受診しましょう。

 

心療内科ではストレスによる病気を治療することで腰痛も改善していきます。

 

心療内科で治療する腰痛の原因となる主な病気
  • うつ状態
  • うつ病

 

⇒『ストレスが腰痛の原因になる!』へ

診療所がいい?総合病院がいい?

総合病院

 

腰痛がある状態で遠くの総合病院に行き、また、診療を受けるのに長い時間待つというのは、それだけでかえって腰痛を悪化させることにもなりかねません。

 

まずは近所の診療所を受診し、診察の結果、さらに詳しい検査などが必要な場合は、医師に紹介状を書いてもらって総合病院を受診するというのがいいでしょう。

 

総合病院が近くにあり、また他の病気でも受診しているというような場合は、直接、総合病院で診てもらうのもいいでしょう。その場合は受付で何科にかかればいいのか、相談するといいですね。

日本整形外科学会認定医について

手術室

 

公益社団法人 日本整形外科学会では、『様々な脊椎脊髄疾患の診断、治療や相談をしたいが、どこに行けばよいかわからない』という方に向けて、ホームページで『日本整形外科学会認定 脊椎脊髄病医名簿』を公開しています。

 

『日本整形外科学会認定 脊椎脊髄病医』とは、整形外科専門医試験に合格して『整形外科専門医』の資格を取得し、さらに脊椎脊髄病医として研修を受けた医師に対して、日本整形外科学会が脊椎脊髄の病気に関する専門医として認定を与える制度です。

 

北海道から沖縄まで、脊椎脊髄病医として認定された医師の氏名、医師の勤務先の病院
名、病院の住所・電話番号・HPアドレスなどが検索できます。

 

どの病院にかかればいいのか迷っているという方は、ぜひご参考になさってください。

 

日本整形外科学会認定 脊椎脊髄病医名簿

 

また、『日本整形外科学会認定 脊椎脊髄病医』としての資格を取得した後、実技試験を受けた医師に対しては『脊椎内視鏡下手術・技術認定医 脊椎脊髄病医』の資格が与えられます。

 

内視鏡を用いた手術の進歩は著しく、また体に優しく早期の社会復帰を可能にしました。脊椎に関する病気で手術を検討されているという方は、『脊椎内視鏡下手術・技術認定医 脊椎脊髄病医』の検索がお役に立つと思います。

 

脊椎内視鏡下手術・技術認定医 脊椎脊髄病医

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