『予約殺到!!スゴ腕の専門外来SP!6』で紹介された腰痛治療法

『腰痛の原因は腰にはないということを分かってもらうことが治療の第一歩』という、衝撃的とも言える言葉で始まった『予約殺到!!スゴ腕の専門外来SP!6』。

番組内で腰痛治療のスペシャリストとして紹介されたのは、福島県福島市にある、福島県立医科大学附属病院 腰痛外来の大谷晃司ドクターです。

福島県立医科大学附属病院

3週間の入院プログラム

この病院では、なかなか治らない腰痛に悩む人に、3週間の入院プログラムを組んで治療にあたっています。

今回、このプログラムに従って入院したのは、5年前に激しい腰痛を発症し、4つの病院を回った結果、腰椎分離すべり症が原因だと診断され、手術するしか治る方法はないと言われた男性。

手術するしかないと言われたものの、最後の頼みの綱として福島県立医大の腰痛外来を訪れたとのことでした。

最初の問診時には『箸より重いものは怖くて持てない』とまで言っていたこの男性に、腰椎分離すべり症を起こしている部分へのブロック注射が効果がなかったことや、その他の検査結果から、腰痛の原因はすべり症ではないということを医師が告げます。

腰痛の原因はストレス

その後、『BS-POP問診票』と言われる、一見、腰痛とは関係がないような問診票や、同様の医師による問診が行われて、この男性の腰痛の原因が、ストレスや不安からくる脳や伝達器官の機能障害によるものであると結論付けていきます。

脳の前頭前野にあり、痛みをコントロールする領域であるDLPFCという部分が、ストレスや不安などのネガティブな感情に影響されて機能が低下し、1の痛みを10にも100にも増幅して感じてしまうというのです。

こうしてこの男性の腰痛の原因が腰ではなく、脳にあるということが判明した後は、今度はこの男性自身にそれを分かってもらう段階に入ります。ここで登場するのが、ストレスが原因の腰痛の治療方法として、近年注目されている『認知行動療法』です。

認知行動療法による治療へ

まず男性にレントゲン画像などを示しながら、腰の骨や神経には問題がない(痛みの原因ではない)ということを、何度も繰り返し『認知』してもらいます。

これこそ、番組の冒頭に大谷晃司ドクターが言っていた、『腰痛の原因は腰にはないということを分かってもらうことが治療の第一歩』ということの意味だったんですね。

認知療法と並行して腰を動かす『行動療法』(理学療法)を行い、『痛みがあっても動かせる』、『動かしてもあまり痛くない』ということを少しずつ分かってもらうことにより、自信をもって恐れずに腰を動かすことができるようにしていきます。

腰を動かすことができるようになるとともに、痛みの感じ方そのものも、柔らかいものへと変化していきます。

こうして、手術しなければ治らないと言われたこの男性は、3週間の入院プログラムを終える時には、痛みの感じ方そのものが弱くなり、また、驚くほどスムーズに腰・体を動かすことができるようになったのです。

原因不明の腰痛とストレス

腰痛を訴える人の85%は骨などに異常がない、『原因不明の腰痛』だと言われており、その多くの部分にストレスが関係しているのではないかと考えられています。

こうしたストレスが原因だと考えられる腰痛とはどのようなものなのか、そして、それを治療する『認知行動療法』とはどのように行われるのかという点について、今回の『予約殺到!!スゴ腕の専門外来SP!6』は、非常に分かりやすく伝えられていましたね。

また番組内では腰痛の他に、肩こりを治療するトリガーポイント療法や、睡眠の悩みを解決する枕外来、肥満、ガン検査、スマホ老眼、腸内環境など、様々な専門外来の情報が伝えられていました。

肩こりや睡眠・肥満などは、腰痛とも関係があります。そういう意味でも、ためになる番組だったのではないでしょうか。

福島県立医科大学附属病院

ホームページ http://www.fmu.ac.jp/byoin/
所在地 福島県福島市光が丘1番地
TEL 024-547-1111
整形外科ホームページ http://www.fmu-orthop.org/

 
病院での腰痛治療とは?